新三陽白山本店

学生へのおすすめはコスパ抜群のランチ定食　おもてなしの心が根付く町中華

　白山下交差点すぐ、赤い看板に新三陽の文字。ここは、昭和12年創業。80年の歴史ある老舗町中華だ。１代目の父から２代目の息子へと引き継がれている。

　「学生におすすめなのは、お昼の定食。３日ごとに品目が変わります。そしてご飯が食べ放題。学生さんにとって、お代わり自由っていうのはうれしいんじゃないかな。」

　チャーハンや回鍋肉などの定番メニューはもちろん、自家製の札幌ラーメンや味噌ラーメン、ふかひれスープなど、幅広いメニューが揃っている。

　店内は広く、２階席もある。２階席は宴会使用も可能で、地元の様々な需要に応えてきたことが伺える。

「料理へのこだわりは、調味料。１つは塩。うちの塩は、ミネラル分をたっぷり含んでいて、甘めな味わいが特徴的な、オーストラリアでとれる塩を使っている。２つ目にラー油。干しエビとか干し貝柱とかを原料に使った香港のラー油を使っている。餃子だけじゃなくて、チャーハンにかけてもおいしいし、野菜炒めに入れてもおいしい。他にもいろいろあるんだけど企業秘密かな。」

　店主が何より大切にしているのは、おもてなしの心。父の日には生ビールの無料サービス。こどもの日にはチョコレートを配るなど様々な形でおもてなしを続けてきた。

「お客さんの、美味しかったよ、また来るよ。という声が生きがいになっている。駅近だし、学生さんにも、気軽に来てほしい。」　　（文・写真　）