令和6年度 中学生の「税についての作文」

小石川納税貯蓄組合連合会 ・ 小石川税務署

小石川納税貯蓄組合連合会 会長賞

税金と健康の大切さ


京華女子中学校3年
瀬下 天音

 私たちの身近にある税金といえば消費税だと思います。国民全員が平等に支払う消費税は実際どのように役立てられているのかを知りたいと思いました。

 例えば0歳から十八歳までは病気になったときに無料で治療を受けられることや高齢者であれば収入によって一割から三割で受けられる医療制度に消費税が役立てられたりしています。特に子供や高齢者は病気になりやすいので病院へ行くことも多いし、病気を治すための治療費が払えないから病院を利用しないとなったら大変だと思います。なので国が税金を使って負担してくれる医療法人の仕組みはすごいと思いました。なぜそう思ったのかと言うと、先日私が病気になり病院へ行ってその治療費の領収書をみたら、治療の合計額が三千五百円となっていました。しかし、その治療費の支払いは全くなかったので、この三千五百円は全て税金で負担してくれているおかげだということを母から知り、改めてすごい制度だと思ったからです。

 また、」介護が必要になったときに受けられる介護保険というのもすごい制度だと思いました。私の祖父が要介護状態でデイサービスや介護ベッドを利用していますが、本当なら二十万円かかるのを一割負担の二万円支払いであることを母から聞いて驚きました。この介護保険がある国も少ないことも知り日本は病気や介護状態になっても安心して生活できる制度があることも世界の中ではすごいことなんだと知りました。

 しかし気になることは、日本は少子高齢化社会なので、二十代から六十四歳までの人口が減って六十五歳以上の高齢者の医療費や介護費用、年金などの支払いが多くなるとこの制度が続かなくなるのではないかと不安になりました。さらに日本の人口も減るので、消費税などの収入が減ってしまうことも気になります。

 そこで、どうしたら良いのか父と母と一緒に考えることにしました。その結果、できるだけ病気にならないように健康に気を付けること、高齢になったときに寝たきりにならないように、体を動かしたりして元気に過ごすことで医療や介護にかかる税金を減らすことが大切だと思いました。また、日本の人口が減ってしまうので、海外の人が日本へ旅行に来てもらいお金を使うことで消費税による収入が増えると思いました。自分も健康に気を付けて医療費の負担が少しでも減るように頑張りたいです。