令和6年度 中学生の「税についての作文」

小石川納税貯蓄組合連合会 ・ 小石川税務署

東京納税貯蓄組合総連合会会長賞

税、覚えて三つの脈所


東京学芸大学附属竹早中学校1年
穐山 大希

 多くの方は、税に対してどのように思っているかを聞くと、こう答えるでしょう。

「欠かせないものだとは分かるが、高い。」

確かに、様々な税に関する作文を読むと、公立や国立学校の教科書や、多くの非民営のバス、国会などといった行政機関の運営に使われ、欠かせないと分かります。しかし、消費税は基本、代金の一〇パーセント、所得税は日本人の平均年収で二〇パーセントで多く感じる人がいる現状です。しかし、税の価値をもっと理解できれば税率は順当だと思えるはずです。理解できないのは、多くの作文が作者の経験から書かれており、読者は自分ごととして考えられないからだと思います。そのためこの作文は、経験などを入れず簡潔に、多くの人に通じるように書いていきます。

まず一つ目は、税は募金であるということです。

よく税で人を助けられるなどと言われますが、この税は募金という話と全く同じ意味です。募金なら日常でよく使う言葉で分かりやすいので、この表現にしました。多少具体的になりますが、お金が少ない人に税を渡して援助、そして災害の被災地に税を渡して援助といった援助の取り組みです。

 二つ目は、税はサービスの使用料ということです。

 これは、多くの方が税と聞いて思い浮かべるものではないのでしょうか。救急車や学校といったものです。使用料という言葉なら、これも日常でよく使うので、聞いただけで払えば恩恵が返ってくることが分かりやすいと思ったので、この表現にしました。

 三つ目は、国の維持費です。

 行政機関にももちろん、維持にお金は必要です。そのお金は、法律で平和に暮らせるなどの恩恵を受けている、私達が払うべきです。恩恵を受けているのでその分お金を払うという考えは、先程の二つ目の、サポートの使用料という考えに近いかもしれません。

 このように、自分は税の役割は主に募金、サービスの使用料、国の維持といった目的があると考えました。

 留意してほしいのは、この文頭でもあったように、税は順当で、欠かせないものということを伝えるため、税を払う私達にとっての損得を強く書いてしまいましたが、税を受け取る側にとってももちろんメリットはあり、

払うことばかり考えず、税をもらった人の気持ちもしっかり考えてほしいことです。

 皆さんが次、何かお買い物をするときには、ぜひ、この三つを思い出してください。そして、そのために、この三つのキーワードを覚えてください。聞いただけですぐ意味が分かる分かりやすさ、そして一言であることによる覚えやすさを込めたキーワードなので、覚えて買い物時に思い出すアクションは、ぜひ、やってください。最後まで読んでくださりありがとうございました。